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【公式】長崎県壱岐病院

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■ がん薬物療法とは

がんの薬物治療には、抗がん剤を使った「化学療法」、ホルモン剤を使った「ホルモン療法」、免疫の機能を調整する「免疫療法」などの治療法があります。

薬剤には少なからず何らかの副作用(有害事象)があります。がん薬物療法で用いられる薬剤にも様々な副作用がありますが、ある程度予想できますので、予め副作用を和らげるような薬剤を使用することで副作用の症状を軽くすることができます。このため、最近では外来で薬物療法を行うことが可能になってきました。

また、身体の痛みや気持ちの辛さ、家族の心配などのケアも含めた「緩和ケア」も同時に行います。

・ 抗がん剤やホルモン剤、免疫チェックポイント阻害薬などによってがん細胞の増殖を抑えます。
・ 薬物療法には、飲み薬と点滴・注射による方法があります。
・ 外来でも治療が可能です。
・ 緩和ケアと同時並行で治療を行います。

当院でも2014年から外来化学療法を行っています。

消化管内視鏡検査の増加、当院で診断されるがん患者さんの増加に伴い、当院でのがん薬物療法も増加傾向にあります。

今まで、がんの種類は消化管がん(食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がん)が多数を占めていましたが、近年では膵がん、胆管がん、肺がん、頭頚部がん、血液のがん(白血病、リンパ腫、ATLL、多発性骨髄腫など)も増えつつあり、これらのがんについても島外の医療機関と連携して対応しています。

専門医が常勤でないがん種もありますが、不在の場合でも他の常勤医がサポートを行いますのでご安心ください。

■通院での治療はできますか?

新規の抗がん剤およびその他の薬剤や、副作用に対する薬剤の開発が進み、外来通院で治療を受けることが可能な患者さんが増えてきました。患者さんの状態や治療方法によりますが、当院でも外来治療(飲み薬、点滴注射など)を行っています。

■入院での治療はできますか?

入院治療を必要とする化学療法も行っています。また、原則として外来で行うことになっている治療についても、副作用の個人差や患者さんの生活事情などを考慮して短期入院での治療も行っています。

■治療や病状のことを相談したいのですが・・・

最近は飲み薬で行う治療の種類も増えてきています。次回の外来までご自宅で飲み薬を続けていただく場合もあります。ご自宅で出てしまった副作用、また、外来で点滴治療を受けてご帰宅した後の症状や不安なことなど、いつでも相談していただけるように下記の連絡カードをお渡ししています。

■連絡方法
長崎県壱岐病院 代表番号 0920―47―1131

「抗がん剤治療を受けている」または「がんで薬物治療を受けている」とお伝えください。

以下の通り、電話対応させていただきます。
平日    8時30分〜17時15分       外来化学療法担当看護師
時間外   17時15分〜翌8時30分      救急外来看護師
土日祝日  終日                 救急外来看護師

症状が重篤な場合など、夜間でも緊急入院で対応します。
お困りの際は遠慮なくご相談ください。

■島外の医療関係者の方へ
壱岐島から島外の医療機関を受診され、がん治療を受けている患者さんは非常に多くいらっしゃいます。

術後補助化学療法、治療導入後の継続目的でのご紹介、島外への通院に負担がある壱岐島の患者さんでお困りの際など、当院地域連携室へご一報いただけますと幸いです。

また、島外での化学療法期間中の有害事象や治療後の採血確認など、また、治療期間中の連携(FAX、お電話で対応します)も行っておりますのでご相談ください。