放射線科(読影業務)
— 離島の医療を支える 画像診断部門 —
概 要
放射線科は週1回(金曜日)に長崎や福岡から5名の放射線科医に交代で来院してもらい、検診の一般撮影や、胃透視、CTの読影を行っています。MRIの読影や、緊急時の読影については長崎大学病院に併設の長崎画像診断センターと協力し読影体制をとっています。
当院放射線科にはSIEMENS社製128列マルチスライスCTが1台、FUJIFILM社製1.5 TeslaのMRI装置1台、などの診断機器を設置しており、精力的に画像診断に取り組んでいます。
大動脈、心冠状動脈、脳血管などのCT血管撮影や、DWIBSをさらに多く行っていきたいと思います。
CTやMRIでは血管系、胆管系、骨格などの3次元画像作成をはじめ、島外の病院と遜色ないように画像診断を行っています。
院外の先生方からの画像診断依頼が多くなってきています。最新の装置を用いた画像診断が必要と思われる先生方は地域医療連携室で検査予約を承っておりますのでお気軽にお申し込みください。
業務内容
長崎大学放射線科に併設されている長崎画像診断センターと読影の契約を行っており、日常的にMRIと一部CTの読影を依頼しています。緊急時には読影を依頼することもでき、常勤の放射線科医が不在のなかで、読影ニーズに対応できるよう画像診断体制をとっています。
このシステムは長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会が運営するあじさいネットを利用して行っています。セキュリティに関してはオンデマンドVPN技術により、低コストかつ専用回線と同等のセキュリティ性が保たれています。
あじさいネット
あじさいネットとは、地域に発生する診療情報を患者さんの同意のもと複数の医療機関で共有することによって各施設における検査、診断、治療内容、説明内容を正確に理解し、診療に反映させることで安全で高品質な医療を提供し地域医療の質の向上を目指すものです。
あじさいネットリンク(http://www.ajisai-net.org/ajisai/index.htm)